ATKパッドの製品規格
ATKパッドの構成と仕組み
ATKパッドの特徴
ATKパッドの使い方
NEWS RELEASE
2024/02/01
浸透圧で滲出液を吸収する新しい創傷被覆・保護材「ATKパッド」新発売
ATKパッドの構成と仕組み
構成
還元澱粉糖化物(水あめ)とアルギン酸ナトリウム(海藻の成分)
をゲル状にした混合物をPVA(ポリビニールアルコール)フィルムに内包したシートです。
水あめの浸透圧により滲出液をパッド内に取り込んで海藻の成分がダレづらくして滲出液をパッド内で保持します。
仕組み
水あめ(高張液)と滲出液の浸透圧勾配により創傷面の滲出液の水分と臭いの成分のみをパッド内に取り込みます。
タンパク質成分(増殖因子及びサイトカイン)は透過せず創傷部に留まります。
給水と蒸散のイメージ
ATKパッドの特徴
01
吸収量が多い
吸収された滲出液は外面から直ちに蒸散するため、パッド内の見た目の吸収量よりもはるかに多い量を吸水します。 吸水速度は緩やかに吸水していきます。
02
視認性が高い
ATKパッドは、PVAフィルムで水あめ(混合物)を挟んだ構造の半透明なフィルムです。
水分を吸収するとクリア性がさらに高まり滲出液や創が透けて見えるので観察が容易です。
03
選択的吸収
PVAフィルムは、
タンパク質等の大きな分子
は透過せず、
水分他アミン等(臭いの成分)の小さな分子
を選択的に吸収します。
ATKパッドの使い方
01
貼付部を清拭し、創周囲の皮膚を乾かしてください。その際にATKパッドが創全体を被覆できるサイズであることを確認してください。
02
滅菌包装を開封し、フィルムに挟まれたATKパッドを取り出します。両面使用可能ですが、創部に接触する面にはできるだけ触れないように注意してください。
03
ゲル状混合物が内包されている部分にシワが寄らないように注意しながら創部に密着させます
04
最後にATKパッドの四方の縁にあわせて医療用テープを貼り、健常皮膚としっかりと固定します。
※創には浸透圧の力で密着していくので粘着剤不使用です
※ATKパッドには裏表がありません
※ATKパッドはカットして使用はできません
剥離方法
01
剥がす際には、皮膚を抑えながら本品の一端を静かに持ち上げ、創の周囲全体を注意深く剥がします。
02
次に創部をゆっくり剥がします。
交換の目安
01
2・3日程度で、通常最長で7日間を目安に交換する。
02
吸水した滲出液が袋内の一方に偏るように流動してきた場合。
不具合・有害事象
01
滲出液が少ない場合は固着する場合があります。
02
感染兆候を有した創や感染した創にはご使用頂けできません。
03
創傷及び周囲の皮膚障害(表皮剥離、浸軟、浮腫、水泡、発赤、びらん、そう痒アレルギー、接触性皮膚炎)が起きた場合や壊死組織が増加した場合はATKパッドでの治療を中止して下さい。
症例
01
壊死組織が少なく、滲出液が中等量程度の創傷・褥瘡などが 適応となります。
※ 壊死組織が多く、膿汁が排出されているような感染が疑われるような創は適応にはなりません。
02
褥瘡潰瘍、全層皮膚欠損創、静脈うっ滞性皮膚潰瘍。
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